この記事では、冷蔵庫が壊れやすいメーカーについて書いています。
ここ数年で価格が大きく上昇している「冷蔵庫」。
冷蔵庫は家電の中でもあまり安いものではありませんでしたが、今後の買い替えはさらに痛い出費になりそうです。
だからこそ、購入するなら冷蔵庫が壊れやすいメーカーは避けて、長く使える製品が欲しいですよね。
日立・パナソニック・三菱などの大手メーカーの故障率も気になります…。
そこで今回は、冷蔵庫が壊れやすいメーカーやその特徴を徹底解説!
後半には、オススメのメーカーもお伝えしていますよ。
冷蔵庫が壊れやすいメーカーはある?
それでは早速、壊れやすい冷蔵庫のメーカーについて紹介していきます。
結論からお伝えすると、残念ながら「このメーカーは壊れる!」と断定できるところはありません。
ただ近年は海外メーカーをはじめ、お手頃価格で購入できる冷蔵庫を販売するメーカーが続々と市場に参入。
正直、品質が悪いメーカーも存在します。
その一方で、長く冷蔵庫の技術開発と販売に尽力してきた国内の家電メーカーの冷蔵庫は「壊れにくい」と一定の評価を得ています。
もちろん、大手メーカーだからといって壊れないとは限りません。
購入するモデルや使い方によっては早く壊れてしまうモノもあります。
ただ実際のところ、「故障が少ない」メーカーはいくつか存在しています。
故障が少ない製品を生み出すメーカーがある以上、そうではないメーカーは「壊れやすい」と考えることも…。
では、どのようなメーカーの製品が壊れやすいのでしょうか?
冷蔵庫が壊れやすいメーカーの特徴
では、冷蔵庫が壊れやすいメーカーの特徴はどのようなものなのでしょうか?
主な特徴は4点です。
- 価格が安すぎる
- 必要な機能が付いていない
- 知名度のないマイナーメーカー
- 中古製品も注意
それぞれ見ていきましょう。
価格が安すぎる
まずは、「価格が安すぎる」という点。
価格がお手頃であることは、消費者にとって喜ばしい事なのですが、極端に安い冷蔵庫はキケンです。
冷蔵庫の価格は、容量や機能によって異なるため、一概に「いくらの製品は良くない」とは言えません。
注意して欲しいのは、同じ容量の冷蔵庫のなかで極端に価格が安い製品は注意です。
覚えておいていただきたいのは「価格が安い=製造コストが低い」ということ。
製造コストを下げるためには、当然、部品や内部機器がチープである場合や、製造ラインの人件費を抑える必要があります。
冷蔵庫の故障の多くは、部品の破損や内部機器の故障が主な原因です。
価格があまりにも安い冷蔵庫には、破損や故障のリスクが伴うことを覚悟しましょう。
しかし、最近では「安さが魅力」になっているジェネリック家電が多数ありますよね?
「ジェネリック家電」は、先発医薬品の特許期間が過ぎた後、他のメーカーから製造・販売される「ジェネリック医薬品」から派生した家電キーワードです。
大手電機メーカーの商品開発サイクルは短いため、性能としては十分でもすぐに技術や部品の価値が下がってしまいます。 そうした技術や部品を特許を侵害しない形で利用して作られているが「ジェネリック家電」。
搭載されている機能は基本的にシンプルですが、比較的安価な上、性能は大手電機メーカーと比べても引けを取りません。
引用:価格.comアイテムナビ-ジェネリック家電‐
機能を減らす事で安価を目指しているので、気になる方も多いと思います。
ジェネリックは従来からある大手メーカーの冷蔵庫と比べると、比較的壊れやすいと言われています。
もちろん、企業努力で大手に劣らない製品も多数あります。
ただ、「安かろう 悪かろう」という言葉もあるように、やはり価格と壊れやすさの比例を感じる機会が多いことは否めません。
期間限定の一人暮らしで使うなど、使用年数が短くても良い方にはオススメです。
最低限の機能さえあれば良いという方は、試してみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫のジェネリック製品に関しても別記事でまとめています。せひ参考にしてください!
霜取り機能が付いていない
冷蔵庫を選ぶときには「霜取り機能」がついている製品を選びましょう。
ある程度、名の知れたメーカーであれば、多くの製品で「霜取り機能」を標準搭載しています。
しかし、先ほど伝えたような価格の安い製品には、ついていない場合があるので注意しましょう。
霜取り機能がついていないと、電源を落として霜取りのメンテナンスを自分でしないといけません。
かなりメンドクサイですし、掃除せずに使い続けると、冷蔵や冷凍の機能が低下するだけでなく、故障の原因になることも。
結果として、故障に繋がる可能性があるため、「霜取り機能」がついていない冷蔵庫には注意が必要です。
知名度のないマイナーメーカー
海外メーカーやお手頃価格の家電を展開するメーカーが増えて、安く購入できるのは嬉しいです。
しかし、あまりにも知名度の低いメーカーには要注意。
近年は、海外メーカーの製品でも、一定の評価を得ているところがあります。
ただ、それはあくまでも一握りのメーカーに限られたことです!
まったく聞いたことのないようなマイナーなメーカーの製品を「大丈夫」と思い込んで、購入するのは止めておきましょう。
マイナーメーカーや一部の海外メーカーは製品が壊れやすいだけでなく、アフターフォローが不十分な恐れも。
お手頃価格の製品は魅力的ですが、購入を決める前に「なぜ安いのか?」「アフターサービスはどうなのか?」をきちんと確認・検討しましょう。
中古製品も注意
壊れやすいメーカーというわけではありませんが、「中古の冷蔵庫」にも注意が必要!
国税庁が示している冷蔵庫の耐用年数は6年です。
耐用年数は、冷蔵庫を使用できる期間を示していて、実際の冷蔵庫の寿命は10年前後と言われています。
中古の冷蔵庫は寿命が近くなり、当然、故障のリスクが高くなる恐れが。
壊れても諦めがつく人や短期間の使用であれば良いかもしれませんが、そうではないなら、やはり新品を選びましょう。
【結論】冷蔵庫はどこのメーカーがいい??
最後に冷蔵庫はどこのメーカーを選ぶのが良いかご紹介します!
オススメは以下の3社。
- 日立
- 三菱電機
- パナソニック
やはり、国内で長きにわたり冷蔵庫に力を入れているメーカーはオススメです。
それでは、オススメの理由とそれぞれの特徴を見ていきましょう!
日立
まずご紹介するのは「日立」。
日立の冷蔵庫は日本国内の工場で生産されており、壊れにくいと定評があります。
国産初の冷蔵庫を開発した「冷蔵庫のパイオニア」ともいえる日立は、現在「チルド性能」の高さが大きな魅力です。
「まるごとチルド」という冷蔵室の全エリアをチルドにする機能や真空チルド室など、食材を生のまま保存する性能に長けています。
また、冷蔵庫カメラやスマホアプリとの連動など、ハイスペックな製品もラインナップ。
生の鮮度にこだわりたい人や高いスペックを持つ冷蔵庫を求める人は、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
三菱電機
続いては、「三菱電機」。
開発や販売開始は日立より遅れたものの、80年以上も冷蔵庫の開発を続けてきました。
ハイスペック機種の製造は国内で行っており、壊れにくいと評価されています。
三菱電機の冷蔵庫の特徴は、なんといっても「冷凍性能」の高さ。
特徴的な三菱電機の冷蔵庫の機能である「切れちゃう冷凍」のほか、製氷機能にも力を入れています。
通常、自動製氷の製氷皿や給水ポンプ、パイプは洗うことができないメーカーが多いですが、三菱電機の冷蔵庫ならすべて取り外して丸洗いが可能。
使いやすく冷凍できる食材やおいしく衛生的な氷を求める人には、三菱がイチオシです。
パナソニック
最後は「パナソニック」。
冷蔵庫に限らず、洗濯機やテレビなど多くの家電で壊れにくいと定評のあるメーカーです。
パナソニックは、日常の使いやすさや消費者のニーズを製品に盛り込むのが非常に得意。
野菜室が奥までしっかり見える「ワンダフルオープン」や、身長の低い人も上段まで手が届きやすい「トップユニット方式」など使い勝手の良さが◎。
最新型の冷蔵庫では、業務用レベルの急速冷凍ができる「はやうま冷凍」があり、機能も充実しています。
「AIエコナビ」を搭載していてムダな電力消費を抑えてくれるのも、うれしいですね。
使い勝手の良さや電気代を節約したい人には、パナソニックがおすすめです。
まとめ
今回は、冷蔵庫の壊れやすいメーカーについてお伝えしました。
冷蔵庫はどのメーカーの製品を購入しても、少なからず故障のリスクがあります。
有名メーカーの製品を購入しても運悪く、初期不良が起きてしまう可能性も無くはありません。
そのため、壊れないメーカーを探すよりも、壊れるリスクが低い製品を選ぶことや購入後のサポートがしっかりしているメーカーを探す方が賢明です。
今回オススメした「日立」「三菱電機」「パナソニック」は、日本国内で製造している製品を多くラインナップしています。
3社とも大手メーカーなので、問い合わせ窓口がしっかりしていて、アフターサポートも◎。
壊れるリスクが低い、安心できる冷蔵庫を購入することができるでしょう。
今回、紹介した3社を比較しながら、あなたが満足できる一台を選んでくださいね!